WHO KILLED THE WORLD ?

基本的に映画鑑賞メモ。その他諸々。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ヤクザと憲法』

めちゃくちゃ面白かった。とにかく登場人物皆キャラ立ちが絶妙。よくもまあこんなにも上手く揃ったものだ。名シーン名台詞だらけ。ドキュメンタリーにおける西成、新世界はいつも外さないが、今作でもおばちゃんがベタながらも熱いパンチラインをさらっと吐…

『ズートピア』

行政(権力)がどんなに公正平等を謳った立派なスローガンを掲げても、誰もが無意識に持つ(それは家族や友達でさえも)差別意識やふとした偏見、先入観によって可能性や機会、権利が呆気無く搾取されてしまうことはこの現代、そしておそらく未来にも遍在し…

『レヴェナント:蘇えりし者』

ある日熊さんに半殺しにされ、トム・ハーディに愛する息子を殺され、身も心もズタズタになったディカプリオがオスカーをこの手に掴むが如く死の淵から這い上がり恐ろしいアースのフォースや幻覚に抗いながら敵を討とうとする復讐のおはなし。ネイチャードキ…

『ディーパンの闘い』

本当に勝手な思い込みだが、主人公が溜めに溜めてる感かなりあったのでこれは爆発的な『わらの犬』スティーを期待できるなと中盤あたりからワクワクしていたら、あれ、最後の締めの花火これで終わり?的な肩透かしをくらってしまった。修理魔ディーパンお手…

『キャロル』

『Rocky Balboa』と同じく、ジェンダーや年齢などによるまさに訳の分からない因襲の桎梏から逃れ一人の人間として当然あるべき幸福追求の権利を叫び他の誰でもない自分としての生き方を掴みとる事を選んだ人の物語。主演二人の演技は言うまでもないが、香水…