WHO KILLED THE WORLD ?

基本的に映画鑑賞メモ。その他諸々。

『レヴェナント:蘇えりし者』

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ある日熊さんに半殺しにされ、トム・ハーディに愛する息子を殺され、身も心もズタズタになったディカプリオがオスカーをこの手に掴むが如く死の淵から這い上がり恐ろしいアースのフォースや幻覚に抗いながら敵を討とうとする復讐のおはなし。ネイチャードキュメンタリー系の壮大荘厳な映像美は間違いない撮影仕事で長尺でもいつまでも浸っていられる。血と肉と骨、それに皮と毛である。これが全てである。チョップトップ手前のようになっていたトム・ハーディはFURY ROADとこれの両作で共に追われる身になるというキャリアの絶頂のような凄いことになっている。相手はカウンタックパフォーマンスを経てようやく『シャイニング』のラストシチュエーションまで匍匐前進してきた役者馬鹿である。よくわからないが、頂上決戦が見れる映画は最高だ。