WHO KILLED THE WORLD ?

基本的に映画鑑賞メモ。その他諸々。

『永遠の0』

『永遠の0』がテレビでただで流れていたので超頑張って全部観た。原作者の云々は置いておいてあげても、仕上がりがどう見ても未練タラタラな特攻讃美映画であった。恐れていた通りの演出の酷さはやはりキツいものがあった。ど下手かこの監督は。登場人物がもれなく全員この映画を見て鼻をすすりそうな馬鹿ばっかりで頭が痛くなる。役者には同情する。元特攻隊のジジイ連がおもひでを長々と語りだすクソキモい展開をみせるが、目を瞑っててもいいくらいのト書き説明台詞と被せ台詞の連続でラジオドラマなのかなと思うほどであった。あと、もういつの日からか邦画では恒例となった(特にジャニタレの)怒鳴り芝居が炸裂していた。なんか言うたら胸ぐら掴んで怒鳴る。怒鳴る=迫真の演技ドヤ!みたいな末期的な演出はもう勘弁してほしい。フィクションのくせにドラマもクソ退屈で本当にキツかった。あの4浪のプー太郎は洗脳された信者みたいに目つきが変わってしまってたけど、この先大丈夫なのだろうか。

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