『ゼロ・グラビティ』

『ゼロ・グラビティ』を観た。IMAX必須とは言うが、近くにないものはしょうがないので普通の３Dで。

「圧倒された。これから何年も、我々がそれから学び続けるような作品。」

ダーレン・アロノフスキーもこんな感じのことを言ってしまうくらいフレッシュな映画。
アルフォンソ・キュアロンは『天国の口、終りの楽園。』(年増のオバハンが少年二人を連れて3Pとかするロードムービー)と『トゥモロー・ワールド』(ジュリアン・ムーアのクソヤバい例のワンショットシーンがあるやつ)だけ観ている。今回も冒頭からずっと、オイこれもしかして最後までいくのか、と思うくらいの長回しがある。やばいやばいと戦慄したけど切れてくれて助かった。演者は二人のみ。その他はセットなしのほぼ全てCGIという狂った極上映像を背景に宇宙と地球の狭間で生と死についてのプロットがパワーズ オブ テンも窒息するほどの緊迫感で往来する映画は最高だ。